じゃらんじゃらんから発信の演劇グループから「森は生きている」を昨年末、山梨県のマンボウの里で公演致しました。
「森は生きている」は、サムエル・マルシャークがボヘミアの民話を元に舞台化した物語です。今回は、じゃらんじゃらんの店長が監督・脚本を務め、短くて分かりやすいお芝居にしました。また、「森は生きている」はじゃらんじゃらんの店の意識の原点で20数年前にこのお話をテーマに大きな展覧会をひらき、思い出深いお話でもあり、芝居作りに力が入りました。
また、今回、初めての手話劇に致しました。
雰囲気だけでもお伝えしたいと思います。




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意地悪な継母と姉娘は、寒い吹雪の日にママ娘に春にしか咲かない「マツユキソウ」をつんでおいで!と家を追い出します。
ママ娘は、凍えそうで途方にくれていました。すると、遠くに灯りが瞬きました。吸い込まれるように近づいていくと、不思議な格好をした12人の老人から若者が焚火のまわりに座って雑談しています。その中の老人が、ママ娘に気がつきました。1月の精霊です。ママ娘は事情を話しました。精霊たちは話し合い、本来、季節は順々にめぐり変えてはならないものですが、ママ娘が普段から季節を知りつくしけなげに生きているのを察し、一時間だけ花の咲く頃へ時間を早めてくれました。3月の若い精霊がマツユキソウの咲く季節に変えてくれました。
 ママ娘は花を摘んで、焚火の場所に戻りましたが、もう12人の精霊たちはいませんでした。家に帰ると、継母も姉娘もびっくり!!ママ娘が不思議な体験を話すと、姉娘はあきれて、12の月にせっかく会えたのに、(姉娘の大好きな)きゅうりやなし、りんご、きのこなどなど・・もっとたのめばよかったのに!とママ娘をなじり、欲張って、今度は私が行くと吹雪の森へ出かけて行きました。







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吹雪の中で、瞬く灯りを見つけた姉娘はすごい迫力で灯りに向かって急ぎました。12人の精霊たちは焚火を囲んで話をしていましたが、そこに姉娘は割り込んで座ります。1月の精霊は、おまえは誰だね!と聞きます。姉娘は、ほしいものを全部言い放ち、1月の精霊の怒りをかって、吹雪の中にほおりだされます。姉娘は、とうとう凍え死んでしまいました。いつまでも帰らない姉娘を心配した、継母は森に探しに行きますが、継母も凍え死んでしまいました。
ママ娘は、どうしたのでしよう?
森の案内人(ナレーション)が魔法で未来をのぞきますと、3月の若い精霊と結婚し幸せに暮らしていました。
おしまい。




役者紹介
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左から、3月の精霊・ママ娘・姉娘・継母・くま・2月の精霊・1月の精霊・秋の精霊・
春~夏の精霊(姉娘は、大好きな羽布団を握りしめています。)





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左から、焚火(火)の精霊、雪の精霊、黒子(ウサギ・リス)、おおかみ



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左から、監督、ピアノ演奏者、森の案内人(ナレーション)、カメラ、ビデオ係(ちょっとふざけてチュールをかぶっています。)、集合写真(お客さんも混ざっています)・・なぜか、ちゃんとしたメンバーだけの写真がありません(笑い・・)今年は、夏と冬に新作のお芝居を発表する予定です。
芝居の資金集めのため、1月28・29・30日にじゃらんじゃらん小舎にてガレージセールを致します。
どうぞ、ご協力をお願い致します。
                                 
                    ギャラリーじゃらんじゃらん小舎